Mikan_Starrの日記

主に自分の好きなものに関してぼやくブログです。特にビートルズ、文学関係が多いです。

最強なのはアイドル

無性にただただ明るい曲を聴きたくなる時ってないでしょうか?僕は最近特にそうです。というか30歳をまわったあたりからやけにそういう気持ちが顕著になりました。今はもしかしたら、コロナなどもあって、余計にそういう明るい気持ちになりたいというのもあるのかもしれません。

 

「ただただ明るい曲」って言うと、なんだか語弊があるようですが、例えばアイドルの曲などですね。正直言うと、自分はアイドルの曲なんて若い頃は全く聴いていませんでした。むしろちょっと斜に構えて馬鹿にしていたところもあるかもしれません。僕の世代だとモーニング娘。とかデビューした頃でしたが、小学生ぐらいだったので、その頃はまだ純粋に聴いたりできていたのかなという気がします。モー娘のカードが教室を飛び交っていたのを今でも覚えています。

 

ですが、その後は「アイドルの曲なんて音楽じゃないでしょ。」みたいな、別に音楽を知っているわけでもないのに、聴くことはほとんどありませんでした。別にオタクの人たちを否定したりするつもりではありません。なんなら僕もある意味オタクだし、むしろ何かに情熱を持っているオタクの人たちは魅力的な人たちだと思っています。ただ、音楽に関して言えば、ただ明るい曲を聴いているよりも、むしろ重くて、聴いた後なんだか考えさせられてしまうような音楽が好きでした。AKBの曲なんかも、「どうせ中身なんてないだろ。」って思っていたし、ジャニーズにしたって、同じようなもんだろって思ってました。

 

ただ、最近歳のせいか、重い音楽や映画を観るのもだんだん辛くなってきました。揚げ物が前ほど食べれなくなってきたのと同じ感覚です。これはきっと誰でも同じなんですかね?これは、仕事などもあって、そんなこと考えている暇がないっていうことなのか、純粋に考える基礎体力がなくなったのか、なんとなく人生ってどういうものかを理解し始めて、「もうわかりましたから、これ以上現実見せつけないで。」みたいな感覚なのか、こういうことが複合的に重なってのことなのでしょうか?とにかく言えることは、前ほどそんな人生について考えられなくなってきてしまったということです。良いことなのか悪いことなのかはわかりません。

 

話は逸れましたが、アイドルに話を戻すと、AKBに『恋するフォーチュンクッキー』ってありますよね?あれを初めて聴いた時、妙に頭にメロディーが残ったんです。それまでのAKBの曲なんて聴いてもほぼスルーだったのに。それで、改めてちゃんと『恋するフォーチュンクッキー』を聴いてみたら、「何これ、めちゃくちゃ良い曲じゃん。』って思って、気がついたら一日中リピートしてました。しかも、僕の出身地は神奈川なのですが、神奈川のPRビデオは『恋するフォーチュンクッキー』を使っているんですよね。そこは、黒岩知事良い仕事したなって思ってます。それで、「あれ、自分けっこうAKBいけるのかな。」って思って、それ以前の曲も聴き返してみたら、その曲ほどの感動はなかったのですが、意外と良い曲と思える曲がいくつかありました。先日も、たまたま Niziuの曲を聴く機会があったのですが、意外と良いこと歌ってるじゃんって思いました。笑

 

これは全て僕が歳を取ったからで、どんな人でも同じような気持ちの変化があるものなのでしょうか?それとも、ただ、歳を取ったおっさん思考で、若くて可愛い子たちが歌って踊っているのを見て楽しんでいるだけなのでしょうか?でもやけに嵐の曲が聴きたくなるときもあります。

 

歳を取ると、いろんなことが「許せる」ようになるって聞いたことがあります。30そこそこのやつがこんなこと言うのも何もまだわかってないだろっていう感じかもしれませんが、そういう曲やアイドルの存在を許せるようになってきたのか、はたまた、本当はそういう曲やアイドルだって好きっていう自分を許せるようになったのか。寛大になれている喜しさと、もっとこだわりを持っていたいという寂しさも同時に感じたりなんかします。結局うまく説明できないのですが、アイドルの素晴らしさをとにかく実感している今日この頃です。きっと本当にたくさんの人が救われてるんだろうなって思ったら、本当にすごいなって改めて思いました。

 

けっこう最近のサザンオールスターズの曲に『壮年ジャンプ』という曲があります。僕はサザンが大好きなので曲はいつも聴いているのですが、この曲はアイドル讃歌のような曲になってます。聴いた話によると亡くなった西城秀樹に向けた曲という話もあるらしいです。この曲の中で、桑田佳祐が『なんてったって最強なのはアイドル』って歌ってるんですが、もしかしたら、本当に最強なのはアイドルなのかもしれません。

 

最初にも書いたように、今はほとんどの人が、本当に先の見えない苦しいトンネルにいる状況だと思います。こんな時こそ、僕たちにはアイドルの力が必要なのかもしれません。

 


恋するフォーチュンクッキー 神奈川県 Ver. / AKB48[公式]

 


サザンオールスターズ – 壮年JUMP(Full ver.)