Mikan_Starrの日記

主に自分の好きなものに関してぼやくブログです。特にビートルズ、文学関係が多いです。

最強なのはアイドル

無性にただただ明るい曲を聴きたくなる時ってないでしょうか?僕は最近特にそうです。というか30歳をまわったあたりからやけにそういう気持ちが顕著になりました。今はもしかしたら、コロナなどもあって、余計にそういう明るい気持ちになりたいというのもあるのかもしれません。

 

「ただただ明るい曲」って言うと、なんだか語弊があるようですが、例えばアイドルの曲などですね。正直言うと、自分はアイドルの曲なんて若い頃は全く聴いていませんでした。むしろちょっと斜に構えて馬鹿にしていたところもあるかもしれません。僕の世代だとモーニング娘。とかデビューした頃でしたが、小学生ぐらいだったので、その頃はまだ純粋に聴いたりできていたのかなという気がします。モー娘のカードが教室を飛び交っていたのを今でも覚えています。

 

ですが、その後は「アイドルの曲なんて音楽じゃないでしょ。」みたいな、別に音楽を知っているわけでもないのに、聴くことはほとんどありませんでした。別にオタクの人たちを否定したりするつもりではありません。なんなら僕もある意味オタクだし、むしろ何かに情熱を持っているオタクの人たちは魅力的な人たちだと思っています。ただ、音楽に関して言えば、ただ明るい曲を聴いているよりも、むしろ重くて、聴いた後なんだか考えさせられてしまうような音楽が好きでした。AKBの曲なんかも、「どうせ中身なんてないだろ。」って思っていたし、ジャニーズにしたって、同じようなもんだろって思ってました。

 

ただ、最近歳のせいか、重い音楽や映画を観るのもだんだん辛くなってきました。揚げ物が前ほど食べれなくなってきたのと同じ感覚です。これはきっと誰でも同じなんですかね?これは、仕事などもあって、そんなこと考えている暇がないっていうことなのか、純粋に考える基礎体力がなくなったのか、なんとなく人生ってどういうものかを理解し始めて、「もうわかりましたから、これ以上現実見せつけないで。」みたいな感覚なのか、こういうことが複合的に重なってのことなのでしょうか?とにかく言えることは、前ほどそんな人生について考えられなくなってきてしまったということです。良いことなのか悪いことなのかはわかりません。

 

話は逸れましたが、アイドルに話を戻すと、AKBに『恋するフォーチュンクッキー』ってありますよね?あれを初めて聴いた時、妙に頭にメロディーが残ったんです。それまでのAKBの曲なんて聴いてもほぼスルーだったのに。それで、改めてちゃんと『恋するフォーチュンクッキー』を聴いてみたら、「何これ、めちゃくちゃ良い曲じゃん。』って思って、気がついたら一日中リピートしてました。しかも、僕の出身地は神奈川なのですが、神奈川のPRビデオは『恋するフォーチュンクッキー』を使っているんですよね。そこは、黒岩知事良い仕事したなって思ってます。それで、「あれ、自分けっこうAKBいけるのかな。」って思って、それ以前の曲も聴き返してみたら、その曲ほどの感動はなかったのですが、意外と良い曲と思える曲がいくつかありました。先日も、たまたま Niziuの曲を聴く機会があったのですが、意外と良いこと歌ってるじゃんって思いました。笑

 

これは全て僕が歳を取ったからで、どんな人でも同じような気持ちの変化があるものなのでしょうか?それとも、ただ、歳を取ったおっさん思考で、若くて可愛い子たちが歌って踊っているのを見て楽しんでいるだけなのでしょうか?でもやけに嵐の曲が聴きたくなるときもあります。

 

歳を取ると、いろんなことが「許せる」ようになるって聞いたことがあります。30そこそこのやつがこんなこと言うのも何もまだわかってないだろっていう感じかもしれませんが、そういう曲やアイドルの存在を許せるようになってきたのか、はたまた、本当はそういう曲やアイドルだって好きっていう自分を許せるようになったのか。寛大になれている喜しさと、もっとこだわりを持っていたいという寂しさも同時に感じたりなんかします。結局うまく説明できないのですが、アイドルの素晴らしさをとにかく実感している今日この頃です。きっと本当にたくさんの人が救われてるんだろうなって思ったら、本当にすごいなって改めて思いました。

 

けっこう最近のサザンオールスターズの曲に『壮年ジャンプ』という曲があります。僕はサザンが大好きなので曲はいつも聴いているのですが、この曲はアイドル讃歌のような曲になってます。聴いた話によると亡くなった西城秀樹に向けた曲という話もあるらしいです。この曲の中で、桑田佳祐が『なんてったって最強なのはアイドル』って歌ってるんですが、もしかしたら、本当に最強なのはアイドルなのかもしれません。

 

最初にも書いたように、今はほとんどの人が、本当に先の見えない苦しいトンネルにいる状況だと思います。こんな時こそ、僕たちにはアイドルの力が必要なのかもしれません。

 


恋するフォーチュンクッキー 神奈川県 Ver. / AKB48[公式]

 


サザンオールスターズ – 壮年JUMP(Full ver.)

イギリスに行きたい。

イギリスに行きたい!とにかく最近よくそう思います。

 

もちろん海外旅行に行きたい!というのがファーストステップの気持ちだが、それを飛び越してイギリスに行きたい。このコロナ禍の中で、いつ旅行(特に海外)に行けるのかわからない今、さらにその気持ちが爆発しそうです。

 

きっと同じような気持ちの人はたくさんいるのではないでしょうか?長嶋一茂だったら、ハワイに行きたいだろうし、メキシコに行きたい人もいるだろうし、韓国に行きたい人もいるだろうし、きっと自分が大好きな特定の国に行きたい人もたくさんいるはずです。

 

僕の場合は最初に書いたようにイギリスです。イギリスに行きたい。最初のほうのブログで書いたかもしれないですが、僕はイギリスが大好きです。たかだか、高校の交換留学で住んでいたぐらいかもしれないけど、すごく調子に乗って言えば第2の故郷ぐらいに思ってます。まあいわゆる青春時代と呼ばれる時期に行っていたこともあるのかもしれません。思い出補正的な。留学から帰ってきてからも、頑張ってお金を貯めて、毎年のようにイギリスに行ってました。同じく旅行好きの母親からは、「同じお金なら絶対いろんなところに行った方が良いわよ!」ってよく言われていたけど、とにかくイギリスマスターになりたぐらいに思っていて、海外旅行はイギリスばかり行っていましら。でもこの気持ちわかってくれる人はたくさんいると思います。好きなところばっかり行っちゃう人絶対いますよね。いろんな場所見ておいた方が死ぬ時後悔少なそうだなって頭のどこかではわかってるんだけど、やっぱりイギリスが気になってしまうんですね。僕の場合は。

 

そんなこんなで僕が最後にイギリスに行ったのは約4年前です。それまでイギリスばかり言ってた自分からするとけっこう行ってないと感じます。もちろん普通に仕事もあるし、時間もお金も必要だし、そんな簡単にぽんぽん行けるわけではないのですが、これだけ時間が経ったのには別のわけもあります。

 

どこもそうだと思うのですが、好きなところって本当に何度行っても楽しいですよね。それが国単位であれば、観光地以外の街だってたくさんあるし、イギリスで言えばロンドンなんて行く度に新しい発見があります。東京に住んでる自分だって東京のごく一部しか知らないわけで、外国ならなおさらですよね。18世紀のイギリスの文学者であるサミュエル・ジャクソンは、「ロンドンに飽きた者は、人生に飽きた者だ。」という有名な言葉を残しているぐらいです。まあだからというわけではないのですが、イギリスに旅行して飽きたことはないし、いつも帰るときには、「まだ帰りたくないよー。」と思っていました。

 

ですが、前回イギリスに行った時、初めて、「あれ?あんまり楽しくないかも。」って思ってしまったんです。調子乗ったようなこと言ってしまってすいません。イギリス好きの方や、長年住んでる方からしたら、「お前如きが何言ってんだ!」という感じだと思いますし、そう思われても仕方ないと思うのですが、実際にそう思ってしまったんです。これは自分の中ではすごく衝撃的なことでした。そんな自分にすごく失望してしまいましたし、自然と涙がこぼれてきました。それで帰国する際に、飛行機に乗る時、イギリスに対して「しばらく距離をおこう」と心の中で語りかけて帰ってきました。時間を空ければ、きっとまた新たな新鮮な気持ちでイギリスに来れると思ったんです。

 

そこで思ったのが、イギリスはある意味僕にとって「愛人」のような存在だなということです。誤解のないように一応書いておきますが、実際に愛人なんていたことはありません。でも、おそらく愛人がいる人にとっての愛人の存在って、会いたい時に会って、どんなときでも有無を言わさず優しく包み込んでくれる人。そんなイメージなんじゃないでしょうか。桑田佳祐は、サザンオールスターズを「妻」、ソロ活動を「愛人」と例えていました。もちろん真意はわかりませんが、きっもソロ活動は自分がある程度好き勝手やれて、ちょっと魔が刺した時にやる活動。一方で、グループでの活動は自分の原点だけど、その分いざこざもあるし、考えることも多いってことなのかなと解釈しました。

 

それで言うと、日本はやはり「妻」です。どこまでいっても向き合わなきゃいけないし、時に魔が刺しそうになったり飽きそうになったりすることもある。でも自分の原点。だから、イギリスを「妻」にすることは決してできないのかもしれません。

 

ですが、距離を置いた結果はこれです。コロナによって、イギリスに次いつ行けるかなんて全く見通しが立たなくなってしまいました。ましてやイギリスは、今世界で1、2を争うぐらいにコロナがひどい状態になってます。やっぱり何が起こるかはわからないものですね。会える時に会っておく、やれるときにやっておく。この大切さを改めて痛感しています。

 

でも、必ずまた行ける日は来ると思うので、その時まで気長に待つことにします。EUから出たりとか色々あるし、また次行った時は、新たな一面を垣間見ることができるのではないでしょうか。

 

みなさんも、同じように行きたくで行きたくてしょうがない所があるかと思うのですが、次また行ける日を楽しみに頑張って過ごしましょう。

 

あーでもとにかく早くイギリスに会いたい。

Do you play chess?

最近コロナの影響で「ステイホーム」という言葉が頻繁に飛び交っていて、家にいる時間が今までより増えた人も多いのではないでしょうか?仕事もリモートが推奨されているし、仕事を家でやる人もかなり増えたんじゃないかなと思います。ちなみに僕の仕事はリモートとはまったく無縁なので、リモートで仕事できている人がめちゃくちゃ羨ましいです。ただ、家だと絶対怠けるとも思うし、もしかしたらこれで良いのかもしれません。

 

家にいる時間が増えたことで、必然的に室内でやれることにお金をかけたり、その時間をより充実させようとしている人も増えていますよね。前回の緊急事態宣言の際には、Nintendo Switch が売り切れまくっていたのも記憶に新しいですね。こんな世の中でもゲーム業界はウハウハのようです。

 

同じく動画配信サービスの会社もかなり調子が良いみたいですね。家にいる時間が増えれば、もちろんYouTubeや映画やドラマを観ることが一番の暇つぶしになる気がします。ただ、久しく映画館で映画を観ていないので、やっぱり映画を映画館で観たいですね個人的には。先ほども話したように、個人的にはリモートではないので、別に映画を観れる時間が増えたわけではないのですが、最近観て良かった海外ドラマを一つご紹介したいと思います。

 

それは、Netflix で配信中の、Netflix オリジナルドラマの『クイーンズ・ギャンビット』です。世界的なステイホームの影響もあってか、たしか、初日か数週間での視聴数が過去最高を記録したそうです。なので、Netflix 会員の方は、もうすでに観たことある人もけっこういらっしゃるかと思います。正直、そんなに観る前はあまり期待していなかったのですが、思った以上に良かったので、ぜひみなさんにも観ていただきたいです!

 

ストーリーをご紹介する前に、まずこのドラマの主となるテーマの一つは「チェス」です。あのボードゲームの。みなさんはチェスやったことありますか?僕は祖父の家にあったので、一応ちょっとやったことはあって、ルールぐらいはわかる感じです。まあ、将棋の欧米バージョンといった感じですね。なんだか個人的には、イギリス発祥みたいなイメージがあるのですが、起源はインドにあるみたいです。まあインドが起源でヨーロッパが改良したみたいなイメージですかね。とにかく、このドラマは基本チェスについてです。このタイトルの『クイーンズ・ギャンビット』も、チェスのオープニングと呼ばれるものの一つらしいです。オープニングというのは、最初の数手お互いに駒を動かした後の駒の配置のことで、それで、その先のゲームの流れがある程度決まるみたいです。正直僕も全然わかりませんけど...。

 

こんな風に話すと、「チェスはわからない!」「チェスには興味ない!」という感じに思われる方もいるかもしれませんが、心配無用です。このドラマの良いところは、チェスが全くわからなくても楽しめるということです。たしかに、チェスは大きなテーマの一つなのですが、ある意味それはあくまで舞台設定みたいなもので、一番重要なのは、主人公である女性の成長物語です。

 

肝心のストーリーはというと、簡単に言ってしまうと、あることがきっかけで孤児となってしまった女の子が、チェスで天才的な才能を発揮して、天下を取るまでの成長物語です。ただ、もちろんその過程にはたくさんの紆余曲折があり、一筋縄ではいきません。天才には定番の、アルコール中毒や薬物依存に苦しむわけです。自分の精神疾患と引き換えに才能を開花させるんですね。物語の中には、家族愛や友情、主人公の葛藤など、どちらかというと、ヒューマンドラマ的な要素がたくさん詰め込まれているので、先ほどもお話ししたように、チェスに興味がなくても非常に楽しめる思います。

 

ストーリーに関しては、まあ言ってしまえば、ちょっとありがちかなという気も多少するのですが、舞台が60年だということもあり、ファッションだったり、当時の女性の社会的立場など、他にも楽しめたり、勉強になる要素があります。

 

そして、何よりも主演のアニャ・テイラー=ジョイがとにかく綺麗です。他にもいくつかの映画に出ていますが、間違いなくこのドラマの役の彼女が一番美しいです。ファンになってしまうこと間違いなしなので、ぜひ彼女にも注目してみてください。

 

こう書いてみると、本当に自分っていわゆる「天才」と呼ばれる人への憧れが強いんだなとつくづく感じます。天才を題材とした映画や小説とかが本当に好きですね。天才になってみたい。でも、このドラマの主人公もそうですけど、ドラッグとかアルコールと引き換えにすごい才能を発揮したっていう話たくさんありますけど、それらがなかったら彼らは凡人だったんですかね?本当に必要だったんでしょうか?ビートルズ然り、ストーンズ然り、昨日書いたブライアン・ウィルソン然り。こういう人たちの話を見たり聞いたりするたびに考えてしまいます。まあ、僕の場合、憧れてそんなものに手を出したところでただ廃人になるだけなのが目に見えているので、もちろんそんなことはしませんが、また、やはり天才というものについて考えてしまいました。

 

いずれにせよ、非常におすすめのドラマですので、Netfilx 観れる方にはぜひ観ていただきたい作品です!

 

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家に帰りたくなる曲

みなさんはiPhoneなどで音楽を聴く時、どのように聴いているでしょうか?その日の気分に合わせてアーティストやアルバムを選んだりして聴いていると思うのですが、僕は基本ずっとシャッフルで聴いています。シャッフルで流して気分じゃないのはどんどん飛ばして、聴きたいのが流れた時は聴く。そんな感じです。なんだかそのほうが聴きたいもので悩んだりしないので、基本ずっとそうです。その日の一曲目とかにすごく好きな曲がたまたま来るととてもテンションが上がります。

 

シャッフルで聴いててふと思うのですが、なぜかシャッフルしてるはずなので、しょっちゅう流れてくる決まった曲ってないでしょうか?アップルのシャッフル機能について詳しくはわからないし、もしかしてそういう傾向って出ちゃうのかもしれないけれど、僕にはそういう曲があります。誇張じゃなく、本当に毎日一回は流れてきます。1万曲ぐらい他の曲があるにもかかわらず。でもなんだかここまで流れてくると運命感じちゃいます。今日は僕にとってのそんな曲のご紹介です。

 

それは、ビーチ・ボーイズの "Sloop John B" という曲です。この曲は、かの有名な映画『フォレスト・ガンプ』にも使われているので、知らず知らずのうちに聴いている人もたくさんいるかと思います。

 

すごく簡単にビーチ・ボーイズについて書くと、彼らはいわゆるサーフミュージックで有名になったアメリカのバンドです。いかにもカリフォルニアのビーチで流れてるような音楽をたくさん作ってとても人気になりました。時代としてはビートルズと同じくらいの時期に活躍していました。少し前には再結成みたいなこともしていたと思います。

 

"Sloop John B"に話を戻すと、これはそんな彼らのアルバムの一つ『ペット・サウンズ』というアルバムに収録されています。このアルバムは、今でこそ史上最高のロックアルバムとの評価を受けるぐらいになっていますが、当時の評価は基本的にボロクソでした。なぜなら、そこには大衆が求めているカリフォルニアの太陽を思い起こさせるような陽気な、ビーチボーイズにあってほしい姿がなかったからです。ミスチルが急に方向転換してメタルみたいな曲歌い出したらきっとみんな驚きますよね。ちょっとそんな感じです。

 

なぜそんな方向転換をしたかというと、ビーチボーイズの曲は、ブライアン・ウィルソンというメンバーが多くを手掛けてるのですが、このアルバムは実質彼のソロアルバムのようなものです。ここで僕の大好きなビートルズが出てくるのでが、彼はビートルズの『ラバー・ソウル』を聴いて、自分たちもこんなアルバムが作りたい!って思うんですね。ちなみに『ラバー・ソウル』は、ビートルズが芸術志向に走った転機となるアルバムと言われています。ビートルズも当初はアイドルのような扱いをされていました。ビーチボーイズも同じです。アーティスト志向の強いブライアン・ウィルソンは、自分たちも、大衆受けするような音楽ではなくて、純粋に芸術作品としての音楽を作りたいと思ったんですね。ですが、ビートルズビーチ・ボーイズの大きな違いは、他のメンバーとの方向性と、ブライアン・ウィルソンの性格でした。

 

ビートルズはみんなそれぞれ個性が強いといっても、アーティスト志向はみんな強いので、そこに関しては全員同じ方向を向いていました。一方で、ビーチ・ボーイズの場合は、他のメンバーもレコード会社も含めて、それまでの方向性を変えたくはなかったようで、当初このブライアン・ウィルソンの作った楽曲をかなり酷評したそうです。タイトルの『ペット・サウンズ』の由来に関しては諸説あるようですが、一説では、メンバーから「こんな曲犬にでも聴かせるつもりか!』と言われたので、そこから来ているという説があります。いずれにしても、このアルバム作りは、ブライアン・ウィルソンにとってはとてつもなく孤独な作業でした。

 

また、ブライアン・ウィルソンの性格についてということで、もちろん僕の推測でしかないのですが、ビートルズで言えば、ジョン・レノンポール・マッカートニーはものすごく個性があって、自分たちがやっていることに絶対的な自信があったんだと思います。だから、周りから仮に批判などがあっても、そんなの気にせず自分たちのやりたいことを進められたし、その自信から、周りを「あれ、じつはこれすごいのかも。」と納得させられるようなパワーも持っていました。ただ、ブライアン・ウィルソンの場合は、ある意味ではそこは繊細だったんだと思います。なんとか作りきって、このアルバムを世に出すことはできましたが、様々なストレスからこれを機に、彼はアルコールやドラッグ漬けとなり、精神状態を悪化させてしまいました。

 

と、全然本題の曲の話をせずに、ビーチ・ボーイズと『ペット・サウンズ』の話になってしまいましたが、ここまで聞くと、なんだかブライアン・ウィルソンってとっても人間らしくないですか?もちろん天才には違いないのですが、多分普通の人間って同じことが起こったら、ジョンやポールよりも彼のような気持ちになるんじゃないかなって思います。僕は、このアルバムを聴くたびに勝手にシンパシーを感じてます。ストレスが多いこの時代だからこそ、ブライアン・ウィルソンのすべてが詰まった『ペット・サウンズ』おすすめです!

 

話を曲に戻しますが、この "Sloop John B" はそんなアルバムに収録されています。ただ、今までの話の腰を折るようですが、実はこの曲は彼オリジナルの曲ではありません。元々はバハマ諸島の民謡で、それをアレンジしたらしいです。すごいところから持ってきたなって感じですね。バンドのギタリストのアル・ジャーディンに勧められてカバーすることにしたそうです。

 

歌詞の内容はというと、正直民謡ということもあってあんまり意味はわかりません。笑 ただ、なんとなく頼りない船乗りの歌というのはわかります。

 

We come on the sloop John B

My grandfather and me

Around Nassau town we did roam

Drinking all night

Got into a fight

Well I feel so broke up

I want to go home

ジョン・B号に乗り込んだ

おじいちゃんとふたりで

ナッソーの街を歩き回って

一晩を飲み明かして

喧嘩に巻き込まれて

すっかり打ちひしがれてしまった

家に帰りたいよ

 

So hoist up the John B’s sail

See how the mainsail sets

Call for the captain ashore

Let me go home

Let me go home

I wanna go home

Well I feel so broke up

I wanna go home

ジョン・B号の帆を上げて

メンスルの様子を眺めながら

岸に待つキャプテンに電話をかける

家に帰らせてください

家に帰らせてください

家に帰りたいよ

すっかり打ちひしがれてしまって

家に帰りたいよ

 

 

こんな感じです。

 

僕がこの曲をすごい好きなところは、歌詞を見てわかるように、とにかく『家に帰りたい』って言いまくってるところです。よっぽど家に帰りたいんだなって。けっこうポップな曲調の明るい曲調なんですけど、歌詞を見てみるとなんだかちょっぴり切ないですよね。

 

もちろんこれも、勝手な推測というか妄想ですが、当時のブライアン・ウィルソンの状況を考えながらこの曲を聴くと、余計にこの曲の切なさが増すなと思ってます。自分の好きなことをやりながらも、周りからは評価されない孤独な作業を続ける日々。きっとブライアン・ウィルソンも「早く家に帰りたいな。」って思ってた気がします。話によると、当時の奥さんだけは、このアルバムについて、「こんなに美しい曲たちは聴いたことがない。」って言ってくれたそうです。早く奥さんのいる家に帰りたかったんじゃないかな。

 

みなさんは家に帰りたい時ないですか?理由は様々だと思います。絶対ありますよね。僕もしょっちゅう思ってます。この曲を聴くと「あー早く家に帰りたい。」って余計に考えちゃいます。なので、最初に話を戻すと、出勤時に流れてきちゃったらある意味最悪ですね。でも帰りだと足早になるし、実家のことも思い出したりします。

 

家に帰りたくなることが良いことなのか悪いことなのかはわかりませんが、「家に帰りたい!」って思えるのは、帰る家があるからこそですよね。そんなありがたみも感じれる、とても素敵で優しい曲です。さっきも言ったように、出勤時などにはあまりおすすめしませんが、ぜひこの曲を聴いて、みんなで家に帰りたくなりましょう!

 


The Beach Boys - Sloop John B Promo Film (Official Video)

リンゴ

ビートルズのメンバーを4人全て挙げろ。」と言われたら、どれだけの人が全員挙げられるだろうか。もちろんビートルズが好きな人や、ちょっと昔の洋楽を聴く人からしたら愚問だろう。おそらく、ジョン・レノンポール・マッカートニーは、あまり音楽に興味がない人でもきっとすぐ出てくると思う。次点は、名前のインパクトで意外とリンゴ・スターが出てきて、最後にジョージ・ハリスンだろうか。僕の経験則からいくとこんな感じだ。

 

今回は、その個性あるメンバーの中でもリンゴ・スターと僕の好きな彼のリードボーカルの曲を紹介したいと思う。これからリンゴについて僕の主観的な意見も少し混じりますが、リンゴの大ファンがいたら、最初に言っておきますがごめんなさい。誤解してほしくないのは、僕もリンゴ大好きです。

 

リンゴ・スタービートルズの4人の中でも、何かと地味な扱いをされやすい人物だ。もちろん周りが目立ちすぎというのもあるし、一つの理由に、彼が作ったり歌ったりしている曲が非常に少ないというのがある。公式に発表されているビートルズの曲は全部で213曲あるが、その中で、純粋にリンゴ単独で作った曲はなんと2曲しかない。まあその2曲はとても良い曲なんだけど、とにかく2曲しかない。もちろん他にリンゴが歌っている曲もあるのだが、(例えば有名どころでいくと Yellow Submarine)主要なものはほぼポールが作っている。ジョージも地味と言えば地味だけど、彼はソロになってから才能を爆発させたというのが大多数の見方なので、そういった意味でやはりリンゴはちょっと地味だ。すごくひどい言い方をすると、『天才の中に埋もれた凡人』みたいな印象があるかもしれない。

 

(500)日のサマー』という映画をご存知でしょうか?けっこう有名なラブストーリーなのだが、主人公は、トムという男の子とサマーという女の子の2人で、実はこの映画の中で2人がビートルズで誰が一番好きかについて話す場面がある。この会話の中で、サマーがリンゴが一番好きと言うと、トムが「リンゴのファンなんて誰もいないぞ!」というやりとりをする。おいおい言いすぎだろと個人的には思ったのだが、まあリンゴってそんな扱いが多いんです。ちなみに、この会話には続きがあって、そのトムの発言に対して、「そういうところが好きなの。」ってサマーは返答するのだ。個人的にはこれにグッときた。リンゴが一番好きなんて言う女性会ったことない。そもそもビートルズ が好きっていうだけでグッとくるのに、ましてやリンゴなんて...最高だと思う。

 

桑田佳祐もどこかのインタビューで、「なれるならリンゴが良い。リンゴならなれそうだから。」みたいなことを言っていた。

 

散々ここまでリンゴを貶めるようなことを書いてきたが、僕が言いたかったのはそういうことじゃない。さっきのサマーの発言に戻るけど、この言葉ってとても深いなって思う。誰もファンじゃないところが好きって言ってるけど、何よりも大事なのは、彼がビートルズの一員だったことだ。仮に誰もファンがいなかったとしても、彼がビートルズ にいたということ、そこに存在意義があったことが大切なのだ。どんなグループにも、必ず緩和剤のような存在がいると思う。そもそもなんだかリンゴ自身そういう扱いを全く気にしていない気がする。そこがかっこいい。もし、ビートルズ がみんなジョン・レノンみたいな人ばかりだったら間違いなくカオスだ。エゴの集合体みたいになっていただろう。もちろん全ては想像でしかないけど、リンゴという存在が、ああいった強い個性のぶつかり合いの中で、必要不可欠だったのだ。間違いなく言えることは、リンゴがいなかったら、絶対にビートルズはもっと早くバラバラになっていただろうということである。今で言う「愛されキャラ」みたいな感じかな。

 

こんな話の流れで、僕の好きな曲を一曲ご紹介したいと思う。

"With A Little Help From My Friends" という曲だ。

 

この曲は、ビートルズのアルバムの中でも最高傑作との呼び声高い "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band" に収録されている。この曲の作詞作曲はジョンとポールが行っていて、リンゴがリードボーカルだ。僕がこの曲が好きな理由は、ジョンとポールのリンゴへの愛情が伝わってきて、とても幸せな気持ちになるからだ。

 

例えば、

 

What would you think if I sang out of tune?

僕が音程を外して歌ったら君はどう思う?

Would you stand up and walk out on me?

立ち上がって僕の元を去ってしまうかい?

Lend me your ears and I'll sing you a song

耳を貸して。君に歌を歌ってあげる。

And I'll try not to sing out of key

そして、キーを外さないように頑張って歌うよ。

 

この曲をジョンとポールが作ってリンゴに歌わせていると思うとおもしろい。おそらくそんなにリンゴが歌が上手くないのを揶揄しているのかと思うけど、これをリリースしちゃうなんて、現代だったら完全にいじめだ。でもきっとそこに愛があるからリンゴも楽しそうに歌っているんだろうなと思う。

 

また、この曲は、リンゴと他のメンバーが互いに問いかけをして、それぞれが合いの手を打つといった形とっている。

 

Would you believe in a love at first sight?

一目惚れを信じるかい?

Yes, I'm certain that it happens all the time

いつも起こるって思ってるよ。

What do you see when you turn out the light?

灯りを消したら何が見えるの?

I can't tell you, but I know it's mine

言葉にはできないけど、僕のものだっていうのはわかる。

 

こんな感じだ。この掛け合いがとにかく微笑ましい。僕がビートルズの中での愛情を一番感じる瞬間だ。

 

そして、歌それ自体にも触れると、

 

What do you see when you turn out the light?

灯りを消したら何が見えるの?

I can't tell you, but I know it's mine

言葉にはできないけど、僕のものだっていうのはわかる。

 

ここは僕の中でも、ビートルズ の好きな歌詞で1、2を争うぐらい好きな歌詞だ。正直ちょっと哲学的に何を言っているのわからないんだけど、言葉では表せない、何だかふに落ちる、そんな感覚を抱かせてくれる歌詞だ。

 

冒頭でも書いたように、リンゴってビートルズの中でもどうしても少し脇役なイメージが付きがちだ。でもリンゴの曲を聴くと、人それぞれに役割や立ち位置があって、人と比べるんじゃなくて今の自分で良いんだ、とそんな気持ちを再確認させてくれる。

 

誰もファンはいないけど、そこがあなたの一番好きなところ。そんな風に言ってもらえれば、きっともうオールオッケーなのだ。

 

https://youtu.be/0C58ttB2-Qg

 

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現代人の孤独

生きていると色々なことに悩む。

人間関係やお金のことや家族のことなどなど。とにかく悩み続けるというのが人生なのかもしれない。

 

そんなときにどうやって悩みに向き合うのか、どんなものを通してその悩みを解決していくのかは人それぞれだ。

 

僕にとってはビートルズの曲もそういったものの一つだ。もちろん純粋に曲が良いというのも彼らの音楽を聴く理由の一つではあるが、悩んだりしているときにそっと寄り添ってくれる曲が多いのもビートルズの魅力の一つだ。

 

今回はそんなたくさんの曲の中でも特に好きな "Nowhere Man" について少し書きたいと思う。

 

「自分は何者なのか。」という哲学的な問いは、人生の大きなテーマの一つだろう。この "Nowhere Man" という曲はそんなテーマにも通ずる部分がある曲だ。ちなみに邦題は『ひとりぼっちのあいつ』直訳という感じではないけれど、この曲にとてもぴったりな邦題だと個人的には思っている。

 

曲の内容としては、簡単に要約してしまうと、"Nowhere Man"「どこにもいない人」が、自分がどこに向かっているかもわからず、どこでもない場所に座って、誰のためでもなくどこにもない計画を立てている。といったそんなことを歌っている。なんだかこれは、今の時代にも通ずるテーマを歌っているなと思う。いわゆる「現代人の孤独」というやつでしょうか。みんなすごく忙しそうに日々を過ごしている。仕事とか趣味とかその他いろいろ。でもそれって一体誰のためなの?って聞かれたときに、どれだけの人が即答できるだろうか。すごく周りはいろいろなものいん囲まれてるのに何となく孤独を感じるっていうのは誰でもある経験だと思う。この曲は、そんな人間の孤独感を歌った曲だと僕は思っている。ちなみにこの曲はジョンが作った曲なのだが、そんなテーマについて少し辛辣とも皮肉とも取れるようなかたちで歌っているのがとてもジョンらしいなと思う。

 

でも、この曲がそれだけで終わっていたら僕はそこまでこの曲を好きにならなかったと思う。この曲にはちゃんと救いがあるところが僕は好きなのだ。

 

Isn't he a bit like you and me?

そんな彼は僕や君に少し似ていないかい?

 

Nowhere man, the world is at your command.

ノーウェアマン、世界は君の思いのままだ。

 
Nowhere man, don't worry.
Take your time, don't hurry.
Leave it all till somebody else lends you a hand.
 
ノーウェアマン、心配は要らない。
ゆっくりしよう、急がなくていい。
誰かが手を貸してくれるまでそのままにしておこう。
 
Nowhere man に対して寂しいやつだな的な目線で歌っている感じがするんだけど、そんな彼に対して、上記のような救いのような言葉もしっかりかけているのだ。この辛辣さと優しさを行ったり来たりするところがジョンの大好きなところだ。
 
特に、「そんな彼は僕や君に少し似てないかい?」という歌詞はとても素敵だと思うし、個人的にも何度もこの歌詞に救われた。これは、孤独について歌っている歌の中で、「君は孤独じゃないんだよ。」と言ってくれている歌詞でもあるのだ。
 
この曲に関しては、どこか別の機会で書こうと思っている、ビートルズのアニメ映画 "Yellow Submarine" でもまた語りたいと思っている。なぜなら、その映画のBGMとして使われているこの曲がとにかく最高だからだ。
 
その映画の中でこの曲が使われる際、リンゴ・スターと映画の中のジェレミーというキャラ(この映画の中でのいわゆる Nowhere man)との間に僕の大好きなやりとりがある。
 
Ringo: Mr. Boob, you can come with us, if you like.
リンゴ:ミスター・ブーブ、もし良かったら僕たちと一緒に来てもいいよ。
 
Jeremy: You mean, you'd take a Nowhere man?
ジェレミー:「どこにもいない男」を連れていくっていうこと?
 
Ringo: Come on, we'll take you somewhere.
リンゴ:来なよ。僕らがどこかに連れて行ってあげるよ。
 


 

 

All You Need is Love

ビートルズの曲で何が一番好き?」という質問に答えるのは非常に難しい。これは誰しもにとってそうだと思う。何かが好きと言えば、大体の場合、一番に聞かれるのはこの質問だろう。趣味が読書と言ったら、「どの本が一番好き?」だし、映画が好きと言えば、「どの映画が一番好き?」という質問が真っ先に来るだろう。

 

前回の話にも関係あるかもしれないが、自分の本当に好きなものの中で甲乙をつけるのはなかなか難しいものだ。僕にとってはビートルズがまさにそれである。前回のブログでも語ったように、ビートルズの良さは彼らの曲のバラエティーにもある。なので、その日の気分によって、お気に入りの曲はけっこう変わったりする。

 

だからこそ、「この曲こそが一番だ!」というのはなかなか言えないのだが、僕が常に好きな曲を今日は一曲紹介したいと思う。

 

それは "All You Need is Love" だ。

 

なかなか月並みなところできたなと思われるかもしれない。

この曲は、ビートルズをよく知らない人でも必ず知っているであろう曲だ。

 

正直もっと捻った曲を選んで玄人っぽさを出したい気持ちもあるのだが、好きなんだからしょうがない。

 

なぜこの曲が好きなのか?

 

これもとても難しい質問だが、僕にとってはこの曲は「ビートルズビートルズ たらしめる。」そんな一曲だ。

 

僕は、正直あまりそのアーティストのイメージを作り上げてしまう曲っていうのはちょっと嫌煙してしまいがちだ。例えば、サザンの『TSUNAMI』とか、ジョン・レノンの "Imagine" とか。他にもたくさん曲があるのに、「その人と言えばこの曲だよね!」みたいな固定概念を作ってしまう曲は、天邪鬼の性格もあってなんだか好きになれないことが多い。

 

もしかしたら、"All You Need is Love" はビートルズ にとってのそんな曲の一つかもしれない。だけど好きだ。

 

"All You Need is Love" 日本語で言えば「愛こそすべて」だが、なんて使い古されたチープな言葉なんだろうと思う。綺麗事の極みというか。でも、この言葉は真実だと思うし、そうやって信じて生きていたいなと思う。でも、そんな一見綺麗事にも聞こえるこの言葉を堂々と歌うそんなビートルズ が好きだ。そして、曲自体もシンプルでみんなで口ずさみやすくてとても良い。

 

この曲のレコーディング風景は、世界24ヶ国で同時生中継され、4億人の人が視聴をした。そして嘘か誠か、その放送中は世界で青少年犯罪が起きなかったという逸話が残っている。まあ、そんなことはないだろうとは思うんだけど、まさにビートルズの当時の人気と影響力を示す逸話の一つである。

 

歌詞についても一言。

 

この曲は、

 

There is nothing you can do that can't be done.  のように、英語の文法的に言うと、「二重否定」を使った歌詞がずっと続く。実はこれは訳の仕方が二通りあって、それもとてもおもしろい。

 

一つは、

「君がやろうと思ってできないことは何もない。」

もう一つは、

「できないことに対して君にできることは何もない。」

 

だいぶ印象が変わる。

 

一つ目だと、とてもポジティブだけど、二つ目だと、どこかあきらめっぽい雰囲気の歌詞に見える。

 

これはどう捉えるかでこの曲の印象がだいぶ変わると思う。

正直歌詞を見渡してみても、どちらなのか判断できない。まあ、ジョンの皮肉屋の性格からすると、二つ目の解釈かなと思ったりするけども。

 

「愛があれば何でもできるんだ!」なのか、「愛さえあればそれだけで良いんだ!」なのか。果たしてどちらなのでしょうか。

 

でも、どういう解釈をしたとしても、この曲の素晴らしさと、曲が放つポジティブな力は変わらないと思う。

 

Queen の有名な曲で "Under Pressure" という曲があるのだが、その曲にこんな一節がある。

 

Why can't we give love that one more chance?

愛にもう一度チャンスを与えてみないか?

Because love's such an old fashioned word

愛が使い古された言葉になってしまった時代だから

 

この曲や、ビートルズの "All You Need is Love" を聴くと、こんな時代だからこそ「愛」の力を信じてみたくなる気がする。ちょっとクサいけど。

 

やっぱりビートルズの一貫したテーマの一つは「愛」だと思う。

 

だからこそ、その「愛」をここまでストレートに彼らが歌っている "All You Need is Love" はいつもついつい聴きたくなってしまう一曲なのだ。

 

https://youtu.be/0zRW-A5aDuU