Mikan_Starrの日記

主に自分の好きなものに関してぼやくブログです。特にビートルズ、文学関係が多いです。

FF7 リメイク(ネタバレあり)

最近ゲームといえば、もっぱら手軽にできるスマホのゲームか、やるとしてもウイイレぐらいのことが多かった。仕事もあり昔みたいな時間を作ることはできないので、腰を据えてゲームをするってなかなかできない。

 

そんな僕だが、久しぶりにゲームを買った。話題の『ファイナルファンタジー7 リメイク』である。そしてもう早速クリアもした。

 

オリジナルが出た時は、僕は小学4年生だったので、ドンピシャ世代というにはちょっと若いかもしれないが、それでもリアルタイムにプレイしたといっても良いと思う。

 

僕はFFはほとんどやったが、特にFF7がナンバー1と思っているわけではない。それでもストーリーは記憶に残っているし(若い頃の記憶ってなんでこんなに鮮明なんだろう)、懐かしさもあり結局買ってしまった。

 

大人気ゲームのリメイクなので、賛否両論あるのは当たり前だと思うが、自分は終盤まで懐かしさに対する補正もあり、新たに生まれ変わった世界にかなり感動した。だが、最後の最後でその感動ががらっとシラけてしまった。

 

もちろん、まだ続編の内容も知らないので、この時点で批判をしたりするのはどうかと思うが、結果的に言うと、最後の最後であのエアリスが生存する可能性を残したのである。

 

エアリスといえば、物語の中で衝撃的な死を迎える超重要人気キャラである。当時から、このエアリスの死に対して、批判の問い合わせや、バグを使って生き残らせる方法が見つかったりなど、かなり物議を醸したらしい。

 

つまり、この新生FF7は、そんな往年のファンの願いを叶える?かたちをとるのかもしれない。先ほども言ったようにあくまで想像だけど。

 

でもそれってどんなんだろう?って僕は個人的に思った。

 

FF7の大きな主題の一つは「死」だと思っている。そして、FF7の世界では、死んだ人は皆星に還る、だから悲しむ必要はないっていうメッセージもある。もちろんゲームに必ずしも教訓がある必要はないと思うけど、エアリスの死があったからこそ、このゲームはここまで評価されているんだと思う。

 

兎にも角にも、最近はパラレルワールドっていう概念が流行っているのかな。エアリスが死ぬ世界と死なない世界の二つの世界の可能性を新生FF7では示している。だけど、現実世界で、大切な人を失った時に「別の世界で生きてるから心配しないで。」って言われても納得できないと思う。

 

話がずれてしまったが、最初からそういう世界観の物語なら良いんだけど、FF7はそうじゃなかったはず。だから個人的にはそういった物語の主旨を変更しそうな雰囲気はちょっと残念だった。ほとんどの人は、きっとただ新しい技術でまったく同じ物語を見たかったんじゃないかな。

 

ということで、ゲーム自体は少し望んでいたものと違ったが、子ども時代のワクワクを思い出させてくれる素敵な作品であることには間違いないと思う。