久しぶりの再開
こんにちは。
一年ぶりぐらいになりますが、またちょろちょろとブログを書き始めようと思います。
なんと前回は始めて6つ投稿をしただけでやめてしまいました。
書けることはたくさんあると思って始めたのですが、実際に始めてみると、おもしろうそうなものを書きたいとか、こんなこと書くまでもないな、とか余計な言い訳をつけてしまい、すぐにやめてしまいました。
そもそもまだ誰も読んでいるわけでもないので、とにかくまずは毎日何かしらを書くことを目指したいと思います。
無駄に考えすぎて行動に出せないという自分の悪癖を少しでも改善できるようまずがブログから始めてみます。
ノブナガとドラゴンボール
かなり久しぶりの投稿になります。
今回の投稿では、以前もお話させて頂いた通称「ノブナガ」との新たなエピソードについてお話させて頂きます。ちなみに念の為ですが、ノブナガというのは僕の家の近くのファミリーマートで働いているめちゃくちゃ業務態度が丁寧なおじさんです。
相変わらずノブナガはファミマで働いていて、仕事帰りの夜に寄ると80%ぐらいの確率でいらっしゃいます。相変わらずの丁寧さで接客をしてくれて周りに他のコンビニもあるのですが、彼のおかげで僕はもっぱらそのファミマに行きます。
話はちょっと変わりますが、僕はドラゴンボールが大好きです。おそらく他の僕の年代の男性と同じで、子どもの頃に夢中になり、今でも漫画も読み返しますし、新しいアニメも見ますし、たまにガチャポンもやっちゃったりします。もうすぐ新作の映画も公開ということで巷では密かに盛り上がっていて、関連グッズなどもけっこう出ています。
その中でも僕が1番注目しているのが、ドラゴンボールとビックリマンがコラボしている「ドラゴンボールマン」です。ビックリマン最近色々なものとコラボしてますよね。数年前にはスター・ウォーズとコラボしていて、それも集めました。あの口の水分全部持っていかれるチョコをたくさん食べるのは正直苦行なのですが、けっこうあの絵柄が好きなので、今回のドラゴンボールも集めているわけです。
そんなわけで、最近は仕事帰りにそのファミマでドラゴンボールマンチョコを1、2枚買って帰るのが何よりも楽しみなわけです。アマゾンで箱ごと買えばいいじゃんって言われそうなんですが、それだとロマンがないですよね。きっとわかってくれる人はわかってくれると思います。
ところがある日寄ってみるとチョコがありません。「まさかの売り切れ...。」かなりのショックです。いくらドラゴンボールでも売り切れはないだろうと。仕方がないので、飲み物だけ買って帰ろうかとレジに向かいますが、いつも通りそこにはノブナガがいます。実を言うと、これだけ毎日のようにこのファミマに通っているのに、特に会話という会話はしたことがありません。向こうも僕の顔を覚えてくれていて、「寒くなってきましたね。」ぐらいの一言でも言ってくれると一気に距離が縮まる気がするのですが、それもありません。
前々からお近づきになりたいと思っていた僕は、これを絶好の機会と捉えました。意を決してレジに向かいます。
「いらっしゃいませー。」相変わらずの安定感のあるにこやかな接客です。
「ドラゴンボールマン売り切れちゃったんですねー。」僕は勇気を出して言いました。普段の僕なら絶対こんなこと言いません。
すると、
「そうなんですよー。やっぱりドラゴンボールですからね。」
...やっぱりドラゴンボールですからね...?
まるで、根っからのビートルズファンに向かって、 「"Let it be" っていい曲ですね。」と言ってしまったような恥ずかしさを僕に感じさせるような返答です。
こんなセリフ絶対にドラゴンボール好きからしか出てこない。僕はそう思いました。
そうだ!ノブナガもドラゴンボールファンなんだ!僕は嬉しくなってさらに一歩踏み込むことにしました。
「ドラゴンボールお好きなんですね!」
「いやー、僕はガンダム派なんです。」
...ガンダム派...?
どうやらノブナガにお近づきになるにはまだ時間が必要なようです。
裏切りのからあげクン
ローソンで販売されている『からあげクン』が好きです。その中でも、特に『レッド』が好きです。辛いものが個人的に好きなので。
とは言っても、生粋の唐揚げ人間というわけではありません。からあげクン以外で特に唐揚げを食べることはほとんどありません。居酒屋やファミレスに行っても特に進んで注文することもありません。
ただ、からあげクンはなぜか昔からよく食べていました。
子どもの頃によく通っていた児童館の横にもローソンがありましたし、ローソンに寄ると無意識に頼んでしまいます。
そして、実は今働いている職場の近くにもローソンがあるんです。家の周りにもないので、しばらくローソン行ってなかったのですが、職場の近くにあるということで最近またよく行くようになりました。
それの意味するところはつまり...そう。またからあげクンを食べるようになったんです!職場で食べていると「またからあげクン食べてるの?好きだねー。飽きないの?」といろいろな人から言われます。
僕はおいしいと思ったものを延々と食べ続けるタイプなので特に気にしません。
前置きが長くなりましたが、そんなこんなで今日もいつもと同じようにランチタイムにローソンに行ってからあげクンレッドを買いました。
その時見たからあげクンはいつもと変わらない様子で、当初は違和感なんて全く感じませんでした。ただ、いつもからあげクンを食べている身としては、あのときすでにいつもと違うからあげクンの様子に気づけば良かったと、今では後悔しています。
職場に戻っていつものようにからあげクンを開封します。他におにぎりやパンなども買うのですが、いつも一番はからあげクンです。食べ始めます。
...
さて、残り一つ。
...
...
「あれ?もう残り一つか。」
何かがいつもと違います。
まるで、いつもカラオケで歌っている歌をキーを合わせていないまま歌い始めてしまったような、そんなリズムを狂わされたような感覚。
「まだ3つしか食べてないよな...。」
ご存知の方もいるかもしれませんが、通常からあげクンは5個入りで、増量中のときは6個入りになっているときもあります。
そうです。4個しか入っていなかったんです。
こんなことはからあげクンを食べ始めて初めてのことです。
「そんなばかな。」
僕は目を疑いました。そして現実を受け入れるとふつふつと怒りがこみ上げてきました。だが時すでに遅し。すでに3個食べてしまっているので、元々4個しか入っていなかったことを証明する術はありません。
「僕が何をしたっていうんだ...。」
そんなわけで、僕はいつもより唐揚げひとつ分足りない胃袋を携えながら過ごしました。
それでもからあげクン、僕は君を食べ続けます。
最強のちょび髭
突然ですが、みなさんは Queen というバンドはご存知でしょうか?おそらくほとんどの人が聞いたことがあると思います。では、この名前を聞いた時何を想像するでしょうか?こちらはおそらく、ピチピチのパンツにタンクトップのちょび髭のおじさん、そしてそのおじさんがあげる雄叫びにも似た歌声を思い浮かべるのではないでしょうか。
そう。このちょび髭のおじさんが Queen のフロントマンのフレディ・マーキュリーです。その圧倒的な存在感でまさに Queen といえばこの人!という存在ですよね。
僕自身彼の歌声こそ Queen の最大の魅力だと思います。とにかくすごいパワーですよね。イヤフォンで聴いていてもまるで大地を揺るがすような雄叫びです。リアルグラグラの実の能力者です。彼らの曲を聴いていると気が付くと一緒に叫んでしまっている自分がいます。本当にもってかれちゃうんですよね、
今日はそんな フレディ率いる Queen を久々に聴いてみよっかな!と思ってもらおうと思い、彼らについてちょっと書きます。
しかも、もうすぐ『ボヘミアン・ラプソディ』という映画も公開されるのでちょうど良いタイミングかと思いまして。
Queen で有名な曲を挙げてと言われたら何を挙げますか?彼らの曲はドラマやCMでもよく使われているので、題名は出てこなくてもなんとなく頭で流れてくる曲はあるかと思います。 "Bohemian Rhapsody" "We Will Rock You" " We Are the Champions" "I Was Born to Love You" などなど。挙げたらキリがないですね。
今日はそんな中でも、僕のオススメのアルバムを1枚ご紹介します。
それが "Innuendo" というアルバムです。
これはフレディが生前クイーンとして残した最後のアルバムです。
ご存知の方も多いかと思いますが、フレディは1991年にエイズによる気管支肺炎で亡くなっています。
そんなフレディが自分の死を予感して最後の力を振り絞って作ったアルバムがこの "Innuendo" なんです。なんだかそれを聞いただけでドラマを感じてしまいますよね。
僕はもちろん楽曲や歌詞もそうですが、けっこうこのドラマ性に惹かれやすいです。そういうのがあるとその歌がまた違った角度から見えたりするからですかね。
とにかくそんな背景があるこのアルバムなのですが、このアルバムを製作している時、フレディはエイズの影響でもう本当にやせ細ってヘロヘロの状態だったという話です。それこそ、曲の一節を歌う度に休憩して、ということの繰り返し。
少し話は変わりますが、このアルバムの最後を締めくくる曲が "The Show Must Go On" という曲です。直訳すると『ショーは続かなければならない』という意味です。最後のアルバムの最後の曲がこのタイトルって...。書きながら泣けてきます。
この曲の中の歌詞に以下のようなものがります。
My soul is painted like the wings of butterflies
(僕の魂は蝶の羽のように彩られている)
Fairy tales of yesterday, grow but never die
(昨日のおとぎ話は受け継がれていき決して色あせることはない)
I can fly, my friends.
(僕は飛べる、友よ)
その時のフレディの状態を考えると、彼の思いが正に集約されたような歌詞だと思います。そして最後の "my friends" の時の雄叫びは最高です。身体の穴という穴から全部吹き出てきそうになります。
ということで、フレディがヘロヘロだっという話に戻るのですが、そんなフレディの状態を見て "Show Must Go On" の作曲をした Queen のギタリストのブライアン・メイが「フレディ、今の状態の君にはこの曲のキーは高すぎる。もう少しキーを下げよう。」と気遣って言ったそうです。ですがフレディは「せっかく君が作ってくれた曲を変更なんてできるわけないだろ。大丈夫。」と言って歌い切ったそうです。かっこいい...。
もちろん美化されて伝わってきている部分があるかもしれませんが、少なくともそんな状態でもフレディが歌い切ったというのは事実なんですね。こんなことに思いを馳せながらこの "Show Must Go On" という曲。特に "my friends" の歌詞なんかは、周りのメンバーやスタッフはどんな気持ちで聴いていたんだろうな、と考えずにはいられません。
Queen は今でもボーカルを変えたりして活動を続けています。なんだかメンバーのバンドへの愛も伝わるというか、なんで彼らがまだやり続けているのかっていうのもこんな話を聞くと少しわかるような気もしたりしなかったり。
ということで、せっかく映画も公開されるいい機会ですので、ぜひ改めて Queen 聴いてみてください!このブログを読んで少しでも Queen 聴きたいなと思ってもらえれば嬉しい限りでございます。
ついでに僕のお気に入りの Queen のライブパフォーマンスもつけておきます。
Queen - Under Pressure (Live at Wembley 11.07.1986)
ノブナガ
僕の家の近くにファミリーマートがあります。まあもちろんなんの変哲もないファミマなんですが、そこに僕が密かに「ノブナガ」と呼んでいる店員さんがいます。
なんで「ノブナガ」なのか。ものすごい長髪でそれをポニーテール風に結んでいる。ただそれだけ。どちらかというと「落ち武者」と形容した方が合っているかもしれません。しかもだいぶぽっちゃりしてるし、お世辞にも清潔感のある方とは言えません。
ただ、とてつもなく愛想がいいんです。愛想がいいし、とにかく気持ちいい接客をしてくれます。その人に限らず、なぜかそこのファミマはみんな楽しそうに働いてるんですよね。その源はきっと「ノブナガ」にあると思うんです。
先日、そこのファミマでペヤングの大盛りとカルピスを買いました。レジの対応はその日もノブナガ。だいたい深夜の時間帯はいてくれます。
「いらっしゃいませー。あらーこちらのカルピス横に倒しちゃってもよろしいですか?えへへ。」
どうやらペヤングが邪魔をして立てられなかったようで。プラスチック容器のコーヒーとかならわかるのですが、そもそもペットボトルだし。これって普通ですか?僕は人生で初めて聞かれました。
「大丈夫ですよー。」
「ご協力ありがとうございますー。」
「ごっご協力ありがとうございます?」とは口に出しては言いませんでしたが、特にご協力したつもりはありませんでした。なんとまあ丁寧なんでしょう。ただ丁寧過ぎてもはや意味がわからない気がしますが。
ノブナガはどうやら電車でそこのファミマに通っているようで、時々駅ですれ違います。見るといつもニコニコしています。
そんな彼を見てなんだか心がほっこりするのです。
バイブレーション
最近新しい月9で織田裕二と鈴木保奈美が久しぶりに共演するということで話題になっていますね。
この2人といえば、みなさんご存知『東京ラブストーリー』。
ということで、このドラマも再放送されてちょっと話題になりました。僕もドンピシャの世代ではないのですが、もちろん観たことはあって、鈴木保奈美演じるリカの「カーンチ、セックスしよ!」の名台詞には子どもながらに衝撃を受けました。まるで「キックベースしよ!」ぐらいの軽い勢いだったので、「大人ってこんなにオープンなんだ。大人ってすげー!」と畏怖の念とワクワク感に似たような感情を抱きました。たぶん『セックス』というワードをあんなにありありと耳にしたのはあれが初めてだったでしょう。
ですが、もちろんその後あんな風に夜のお誘いをしてくれた女性に出会ったことはありません。当時大人だった人とかは真似してたのかなーと思うと少し羨ましくもあり。
前置きが長くなってしまいましたが、そんないわゆるトレンディドラマの盛り上げに一役買っていたのがそれぞれドラマの主題歌ですよね。
先の『東京ラブストーリー』であれば、小田和正の『ラブストーリーは突然に』で、『ラブジェネレーション』であれば、大滝詠一の『幸せな結末』等など。こういった曲が絶妙なタイミングで流れてきて、視聴者はグッとドラマの中に引き込まれてしまうんですよね。きっと頭の中で何度もリピートしていた人もいるのではないでしょうか。
そんな主題歌の中でも、特に僕のお気に入りは、久保田利伸の『LA・LA・LA LOVE SONG』です。超有名な『ロングバケーション』の主題歌です。年上女性と年下男性の恋ということで、今は割と普通ですが、そんな恋愛を描いた先駆者的な存在だと思います。
もちろんこの曲自体普通にいい曲なんですが、特に好きな部分があって、2番のサビの部分の
とめどなく楽しくて
やるせないほど切なくて
そんな朝に生まれる
僕なりの LOVE SONG
というところなんです。
これって恋愛の真髄を歌っていると思いませんか?
話は変わりますが、僕は昔からいつか死んじゃうってことを考えるとすごく怖くなることが多いんです。でもこれってけっこうな数の人が感じているんじゃないでしょうか。なんだか楽しいことがあってもいつか死んじゃうってこと考えると急に寂しくなったり。要は中二病ですね。
恋愛もきっとそうだと思うんです。
まさにこの久保田利伸の歌詞は恋愛におけるそういった楽しさと寂しさの共存をシンプルに歌っているなと感じます。
でもこの揺さぶりがあるから張り合いが生まれるんですよね。だからきっと久保田利伸も「そんな朝だからこそ僕なりの LOVE SONG が生まれる」と言っているんだと思います。
「終りがあるから今を楽しく生きるんだ!」とは先人たちが腐るほど言ってきた言葉だと思いますが、きっとそういうことなんだなと最近になってしみじみ思います。
そんなわけで、鈴木保奈美の話に戻すと、あんな満面の笑みとはおよそ結びつかない「セックスしよ!」というセリフ。でもその揺さぶりがあるから、あのシーンもきっと美しく見えるんですね。
ぜひ、今宵はそんなことを想像しながら久保田利伸『LA・LA・LA LOVE SONG』聴いてみてください。